TAMA ebooks 10周年! 〜地域と共に歩んだ10年の記録〜
いつでも、誰でも読める!多摩地域のデジタル情報アーカイブ
多摩地域の暮らしに役立つポータルサイト「TAMA ebooks」は、おかげさまで2025年に10周年を迎えることができました。
日々私たちの暮らしを支えている多摩地域の情報を、もっと身近に、もっと気軽に読んでいただけるように。
そんな思いから始まったこのサービスは、皆さまの応援に支えられて今日まで歩んできました。
まずは、読者の皆さまに心からの感謝を申し上げます。
今回、10周年を記念して10年の歩みを多摩地域と共に振り返る記事を作成しました。
多摩地域の記憶と一緒にたどってみませんか?
地域とともに歩んだ10年——改めてTAMA ebooksをご紹介!
『TAMA ebooks(タマイーブックス)』は、多摩地域の市報、広報誌などの電子ブックや地域情報の記事を無料で公開し、誰でも気軽に閲覧できるサービスとして提供しています。
年表で振り返る10年の歩み
TAMA ebooksでは自治体の広報誌だけにとどまらず、年々コンテンツ数を拡充し、観光パンフレットや大学との連携による学術的な冊子、防災マニュアル、子育て支援情報、観光・イベント情報など、生活に根ざしたコンテンツが次々に加わっていきました。
ここからは年代別にTAMA ebooksと多摩地域の10年をたどっていきます!
TAMA ebooksと多摩地域の10年表
2014年 / 2015年 / 2016年 / 2017年 / 2018年 / 2019年 / 2020年 / 2021年/ 2022年 / 2023年 / 2024年 / 2025年
2014年 プレオープン
「いつでも・誰でも・どこからでも」多摩地域の情報を閲覧できることを目指し、2014年11月にプレオープンしました。記念すべき市報第一号は、東村山市の「市報ひがしむらやま」です。その他にも6つの自治体が加わり、プレオープン期間中で電子ブック掲載数は約180件に達しました。
プレオープンを迎えた11月のPV数は約4,000。
グランドオープンまで、SNSでの宣伝や展示会でのリーフレット配布などTAMA ebooksの存在を知ってもらうための活動を積極的に行っていました。
記念すべき初掲載となった市報はこちらからご覧いただけます。
2015年 グランドオープン
プレオープンから4ヶ月後の2015年3月にグランドオープンを迎えました。
このグランドオープンは当時、読売新聞にも取り上げられ「多摩地域の情報を共有し、多摩の新たな良さを発見していただくことで、地域活性化に貢献したい」というTAMA ebooksの思いが綴られています。
一方、この年の多摩地域は新しい施設が続々とオープンする年でした。
高尾山口駅のリニューアルに伴い「高尾山口観光案内所」が併設されたり、「高尾599ミュージアム」や「ららぽーと立川立飛」などお出かけ先として嬉しい施設がオープンを迎えました。
2016年 積極的なSNS活用
Facebookにて広報誌のトピックスを紹介する「たまにゃん通信」がはじまりました。
それだけではなく、たまにゃんが多摩地域の魅力的な場所におでかけした思い出フォトなども投稿され、広報誌の中と外の世界の両側から多摩地域の魅力をお届けしました。
2017年 サイトリニューアル1回目
グランドオープンから2年、レイアウト・検索機能の改善、市町村ページ開設のためのサイトリニューアルが行われました。
また、新たに3つの自治体が加わり25市町村の掲載となりました。
2018年 ほぼ全自治体の広報誌を網羅
グランドオープンから3年が経ち、多摩地域のほぼ全自治体の広報誌の掲載にいたりました。
東大和市ではグルメの祭典、第7回「うまかんべぇ〜祭」が開催され、TAMA ebooks編集部がグルメコンテストに出展した全グルメを試食レビューするというグルメリポートに挑戦。
その奮闘記事はこちらからご覧ください。
2019年 東京観光財団とのコラボやInstagramがスタート
TAMA ebooks上で東京観光財団が運営する「東京観光デジタルパンフレットギャラリー(TOKYO Brochures)」のコンテンツを閲覧できるようになり、多摩地域の観光パンフレットの充実につながりました。
その頃、日野市は東京都内では初となる「SDGs未来都市」に選定され、首相官邸で内閣総理大臣より選定証の交付を受けました。
SDGs未来都市とは?
地域発で持続可能な地域づくりを進め、モデルとなる取り組みを日本や世界に発信することを目的に、SDGsの達成に向けた取り組みを提案する都市を内閣府が選定する制度です。2019年度は日野市を含む31自治体が選定されました。
持続可能な地域づくりを進めるためには、「経済・社会・環境」の3分野を統合的な取組の推進や、ある分野の取組が他の分野への好影響を与える好循環を意識した取組を推進することが必要とされています。
2020年 サイト全面リニューアルとコロナ禍
2020年にはサイトの全面リニューアルを行い、現在のサイトデザインに。
当時、新型コロナウイルスが猛威をふるっており、不安な日々が続いていました。そこでTAMA ebooksではコロナウイルス関連情報をまとめたページを掲載しました。
また、当時全国各地で活動が始まったコロナ禍での飲食店を応援するエール飯プロジェクトの一つ「東大和エール飯」を立ち上げ、市や商工会と協力し、専用ページやSNSで市内のテイクアウト対応店を紹介しました。
「美味いはコロナに負けない」という合言葉で市内の飲食店を応援することで、地域コミュニティの結束を高めました。
2021年 特集ページの充実、東京オリンピック開催
2021年は、コロナウイルスの影響により東京オリンピック2020が1年の延期を乗り越えて開催された年です。
多摩地域では3つの会場でオリンピック競技が行われました。
調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザではバドミントン・近代五種(フェンシング)・車いすバスケットボール、東京スタジアムではサッカー・ラグビー・近代五種、そして調布市・
・府中市・三鷹市に跨る武蔵野の森公園は自転車競技(ロードレース)のスタート会場となりました。
2022年 広報誌だけでも電子ブック掲載5,000冊突破
多摩地域の広報誌を掲載して7年目、ついに広報誌の電子ブック掲載数が5,000冊を超えました。広報誌以外の情報誌を含めると全体では7,000冊突破。多摩地域の昔から今を見ることができる情報アーカイブとしての側面も確かなものになりました。
一方八王子市では、多摩地域最大規模のコンベンション施設「東京たま未来メッセ」が開業となり、“MICE都市八王子”の実現へ向けて可能性の大きな広がりをみせています。
2023年 大学特集に続き、高校特集ページも開設
大学特集ページに続いて、高校特集ページも開設しました。市町村ごとに公立・私立で分け、スポット表示したマップを載せることで最寄り駅からの距離なども見ることが可能になっています。
2023年、町田市ではFC町田ゼルビアがJ2優勝を果たし、来シーズンのJ1昇格が決まった年でした。
2024年 サステナブルアクションページ開設
多摩地域から生まれるサステナブルな活動を紹介する「サステナブルアクション」ページを新たに開設しました。
また、大学特集にオープンキャンパス情報を掲載したり、東京経済大学と協力してPBL(問題解決型学習)を実施したりと多摩地域の大学との関わりが増えていきました。
八王子市の「東京たま未来メッセ」では第一回目となる多摩地域最大級の展示会「たま未来産業フェア」が開催され、多摩地域の企業とくらしをつなげる貴重な機会となりました。
2025年 これからも、多摩地域の暮らしを照らし、「今」と「未来」をつなぐ存在へ
そして今年、TAMA ebooksは10周年を迎えました。
暮らしに役立つ情報をわかりやすく、より身近に届けたいという思いからスタートし、皆さまに支えられてこの節目を迎えることができました。
この10年の歩みは、単なるサービスの成長にとどまらず、多摩地域に暮らす人々の関心や日々の暮らし、そして地域の変化とともに歩んできた軌跡でもあります。
これからも、TAMA ebooksは皆さまとともに歩みながら、多摩地域の暮らしを照らし、未来へとつないでいくメディアでありたいと願っています。
また次の10年を目指して。これからもどうぞよろしくお願いいたします。