調布市内が青くライトアップ?世界糖尿病デーの取り組み「ちょうふブルーサークル運動」

毎年11月頃、街が青くライトアップされる光景を見たことはありますか?
もしかすると、それは「世界糖尿病デー」の活動のひとつかもしれません。
今回は、「ちょうふブルーサークル運動」(事務局:調布東山病院)についてご紹介します。

ちょうふブルーサークル運動とは?

ちょうふブルーサークル運動のロゴ

ちょうふブルーサークル運動とは、国連の制定する「世界糖尿病デー(11月14日)」の趣旨に賛同する、調布市内の医療機関・企業・団体が共同で実施している運動です。糖尿病を正しく理解し、予防に努めることの重要性を広く知ってもらうことを目的に、2017年より活動を開始しました。

ちょうふブルーサークル運動では、主に以下の活動が行われています。

  • 世界糖尿病デーのシンボル「ブルーサークル(青い輪)」にちなんで、街を青くライトアップ
  • 糖尿病の予防啓発イベント開催
  • 日本人の約20%が糖尿病・糖尿病予備軍の疑い


    平成28年(2016年)に厚生労働省が行った調査(※)では、糖尿病が強く疑われる人、糖尿病の可能性を否定できない人は合わせて約2,000万人いるといわれています。
    この数は人口の約20%に匹敵し、糖尿病は日本人にとって身近な病気だといえます。

    糖尿病の恐いところは、深刻な「合併症」を引き起こす点です。
    糖尿病を放置していると全身に張り巡らされた血管が蝕まれ、以下のような合併症を発症してしまいます。

  • 手足のしびれや痛みなどの症状があり、重症化すると足の壊疽・切断となる「糖尿病性神経障害」
  • 腎臓の働きが悪くなり、悪化すると人工透析が必要となる「糖尿病性腎症」
  • 目の中の血管が傷ついて視力が落ち、失明の危険もある「糖尿病性網膜症」
  • 糖尿病の初期は、痛みや自覚症状がほとんどありません。
    症状を自覚する頃には深刻な段階まで進行しており、健康な状態に戻すことが困難な場合もあります。
    定期的に健康診断を受け、糖尿病が診断された場合は早期に治療を受けることが大切です。

    糖尿病を予防するためにできること


    糖尿病には「1型糖尿病」「2型糖尿病」など、いくつかの種類があることはご存知でしょうか?
    中でも、2型糖尿病を発症する方が最も多く、その割合はなんと全体の9割以上。
    2型糖尿病は、糖尿病になりやすい体質の人が運動不足だったり、食生活が乱れたりすることが原因となり、発症します。

    2型糖尿病などの生活習慣病の予防に大切なのは、やはり生活習慣を正すこと。
    バランスの良い食事をとったり、適度に運動したり、十分な睡眠時間を確保したり、自分にできることから少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。

    バランスのとれた1日の食事の目安は、農林水産省の「食事バランスガイド」が参考になります。

    健康的な生活習慣は、子どもの頃から心がけることも大切です。
    子どもの頃に定着した食生活や生活習慣は、大人になってから正すには時間と労力が必要となる場合もあります。
    ご家族で健康的な生活を習慣づけ、生活習慣病とは無縁の体づくりをしていきたいですね。

    今年の「ちょうふブルーサークル運動」活動予定は?

    2022年のちょうふブルーサークル運動は、11月12日〜26日に、みなさんがブルーライトアップをした写真を募集します。

    第6回 ちょうふブルーサークル運動

    実施期間 2022年11月12日(土)〜20日(日) 調布市内各施設のライトアップ
    2022年11月12日(土)〜26日(土) ライトアップ写真募集
    Webサイト ちょうふブルーサークル運動 | 東山会の取り組み | 病院案内 | 医療法人社団 東山会 調布東山病院

    ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、実施内容が変更となる場合があります。詳しくは東山病院webサイトをご確認ください。

    青いライトを見かけたら、世界糖尿病デーのことを思い出して、ぜひご自身の健康や、糖尿病について考える機会をつくってみてはいかがでしょうか。

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