年末の大掃除を前に、意外と見落としがちな「ごみの分別」と「収集日程」。12月は通常とは異なる収集スケジュールになるため、うっかり出し忘れを防ぐためにも、今から確認しておくことが大切です。ここでは国立市の事例をもとに、ほかの地域にお住まいの皆さんにも役立つポイントをご紹介します。
年末のごみ収集日を要チェック💡
年末は収集日が前倒しになるケースが多く、ごみの種類ごとに最終収集日が異なります。
国立市の令和6年度(2024年)の収集予定
- 可燃ごみ:2025年12月29日(月)
- 不燃ごみ:2025年12月30日(火)
- 資源ごみ(びん・缶・ペットボトルなど):種類ごとに異なり、最も早いもので12月17日(水)
- 粗大ごみ:2025年12月18日(木)頃まで(地域による)
特に資源ごみや粗大ごみは地域ごとに日程が異なるため、お住まいの自治体のごみカレンダーや公式情報を必ず確認しましょう。

注意!カセットボンベ・スプレー缶の出し方⚠️
年末年始に使用頻度が高まるカセットコンロ用ボンベやスプレー缶は、取り扱いに注意が必要です。
- 中身を使い切ってから出す
- 絶対に穴を開けずに出す
- 誤った出し方をすると収集車の火災リスクがある
お住まいの地域での分類方法に従い、収集所に張り紙や分別BOXがある場合は必ず確認しましょう。
小型充電式電池は「不燃ごみ」ではない⚠️
リチウムイオン電池などの小型充電式電池は、不燃ごみには分類されません。誤って出すと火災事故の原因となるため、次の手順で適切に分別しましょう。
- 充電池が取り外せるかを確認
- 取り外せる場合は、充電池は「有害ごみ」、本体は「小型家電製品」へ
- 取り外せない場合は、本体ごと「小型家電製品」へ
多くのスマートフォン、モバイルバッテリー、ワイヤレスイヤホン、電気シェーバーなどに使用されています。年末に家電を整理する方は、充電池の取り扱いにご注意ください。

粗大ごみは「リユース」も検討を💁
粗大ごみとして出す前に、リユース(再使用)できるかどうかを見直してみませんか。国立市では、不要になった家具や家電を回収して販売するリユースサービス「おいくら」と提携しています。
- 無料で一括査定依頼が可能
- 状態が良ければ買取りされるケースも
- 自治体と連携しているため安心して利用できる
多摩地域の他自治体でも同様のサービスを導入しているケースがあるので、年末の断捨離時に確認してみましょう。
ごみ処理にかかる費用を知ろう💰️
国立市の令和6年度のごみ処理費用は約11億5,565万円です。市民1人あたりに換算すると、年間15,243円の処理費用がかかっています。一方で、市民1人あたりの有料ごみ袋購入費は2,300円です。
ごみ処理にかかる実費の多くを市が負担していることがわかります。ごみを減らすことは、家計だけでなく自治体の財政にも優しい行動につながります。
ごみ出しルールの見直しで、気持ちよく新年を迎えよう🎍
多摩地域全体で見ても、ごみの総量は年々減少傾向にあります。国立市の令和6年度総ごみ量は17,886トン、市民1人1日あたりは643.2gで、前年度より減少しました。
年末年始は断捨離や掃除が多く、ごみが増える時期です。だからこそ、ごみの分別や収集日をしっかり確認して、すっきりとした気持ちで新年を迎えたいですね。

年末ごみ出しのポイントまとめ📝
本文が入ります。
- 収集日は例年より早め。地域のスケジュールを確認
- カセットボンベや電池は火災の原因になるため注意
- 粗大ごみはリユース活用でごみ減量とお得を両立
- ごみを減らすことは環境保護と財政支援につながる
- 大掃除前に、ごみ出しルールをもう一度確認してみませんか。
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