府中で楽しむNOKOマルシェ｜多摩の食と技術が集まる市

冬の気配が深まる12月、府中市にある東京農工大学府中キャンパス 邂逅館(かいこうかん)で「NOKOマルシェ」が開かれます。多摩地域の農作物、焼きたてパン、スイーツなど、からだが喜ぶ“おいしいもの”が一堂に並ぶ一日限りの市です。大学関連の出店も多く、新しい技術を活かした食品やこだわりの加工品との出会いも魅力のひとつ。会場には親子で参加できる体験やヨガ教室もあり、ゆったりとした時間が流れます。訪れた人の暮らしにそっと寄り添うような温かい空気に包まれながら、地域の魅力に触れられるマルシェとして親しまれています。

開催の背景

東京農工大学は、農学・工学の知見を生かし、地域社会との連携強化を図っています。
また無印良品を展開する良品計画は、「感じ良い暮らしと社会の実現」を掲げ、店舗を中心に地域とのつながりを深める活動を展開しています。
「NOKOマルシェ」は、こうした両者の取り組みの一環として、地域の“食”を通じた交流を育むことを目的にスタートしました。

多摩地域の「おいしい」が勢ぞろい

NOKOマルシェには、地域の八百屋さんやパン屋さんなど、普段の生活に彩りを添える店舗が参加します。滋賀発の自然栽培米を取り扱う「DAS LAB」や、農工大の牧場で搾ったミルクを使った牛乳とヨーグルトを販売する「武蔵野デーリー」など、こだわりの詰まったブースも並びます。他にも「中華おこわ福山」の専門的な味わいのおこわ、「是core」のお弁当やドレッシング、「農食」の季節限定カヌレや限定弁当など、食卓を豊かにする品々も揃います。
サンドイッチやパンが人気の「パンツカツクリ」も参加し、子どもから大人まで楽しめる品々が並ぶのも魅力です。「Half-SA」のお花は、暮らしのそばに自然を感じるひとときを届けてくれます。

地域で採れた旬の食材や丁寧に作られた商品を手にとれば、その背景にある作り手の想いが自然と感じられると思います。

新しい食の技術と出会えるフードテックの出店

今回の特徴のひとつが、食の領域で新しい技術を試みる店舗の出店です。米麹で作る自然な甘みの商品を届ける「オリゼ」のように食の可能性を広げる商品が並びます。こうしたフードテック系の出店を通して東京農工大学が持つ研究内容や商品開発の成果紹介、商品販売など『大学ならでは』の展示や販売が楽しめます。

親子で楽しめるワークショップや体験コーナー

府中市 協働共創推進課による、地域キャラクター「きょうちゃん」と「どうちゃん」のマイバッグプリント体験は、親子に人気のコーナーです。自分だけのバッグにキャラクターをプリントすれば、思い出として長く楽しめるかも！？食品だけでなく、地域とつながるきっかけを自然に作れるのがこのマルシェの良いところです。

ヨガ教室でリフレッシュするひととき

「永井サッカー and ヨガスクール」による「ヨガをやってみよう」体験会も同時開催されます。小学2年生以上が参加でき、1回500円で気軽に体験できるのが魅力です。

時間は、11:30〜11:50、12:00〜12:20、13:00〜13:20 の3回に分かれて行われます。開催は予約制となっており、チラシに掲載されたQRコードから申し込みができます。詳しい内容や空き状況などについては、主催者にお問い合わせください。

開催概要

新しい食と出会う冬のひとときを楽しもう

多摩地域のおいしい恵みと、新しい食の技術、そして体験を通じた交流が詰まったNOKOマルシェ。家族での休日散策にも、一人でゆっくり楽しむ時間にも寄り添ってくれるイベントです。冬のひんやりとした空気を感じながら、心とからだが喜ぶひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。新しい出会いが、きっとあなたを待っています。

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電子ブック 府中市 広報誌 広報ふちゅう 令和7年11月15日号 2025年11月15日

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