本記事は、職場体験学習の一環として、東大和市立第三中学校の生徒さんに作成いただきました。
東大和市に編集部拠点を持つTAMA ebooks 編集部を訪問し、編集の仕事に触れながら記事づくりに挑戦しています。
中学生が地域貢献活動に関心を持ち、理解を深めることを目的に、多摩地域の魅力を自分たちの言葉で発信しました。TAMA ebooks に掲載されている記事の中からテーマを選び、構成や文章を考えながら「伝えたいこと」を形にしています。
そんな中学生ならではの視点で再編集された記事を、ぜひお楽しみください。
※元の記事には過去の情報が含まれており、現在では利用できない内容が掲載されている場合があります。
前編はこちらから
絵本の魅力とそれぞれの絵本作家が描く世界観
中学生編集部員Cさん:私が選んだ記事は「かがくいひろしの世界展」八王子市夢美術館で開催中」です。
Cさんが記事を選んだ理由は、子どもの頃に触れた絵本がその人の感性を育み、大人になって読んだことを忘れてしまっていても、何だか懐かしく感じられる、そんな絵本の魅力に惹かれて、過去の絵本に関する展覧会の記事に興味を持ったからです。
絵本の魅力
絵本とは子どもの感覚や感性、読解力、知的好奇心を育む大切な役割を持っています。また、子どもの時に読んだ絵本というとなかなか忘れられないものであり、大人になって再びその絵本を目にした時、内容が思い出せずとも「なんか知っている」という感覚になることはないですか、または絵に懐かしさを感じる、読んでみた時に知っている内容であったといったことが多いのではないかと思います。
私はそんな絵本の魅力に惹かれたことがきかっけで、この記事を書こうと思いました。
今回は懐かしさを感じる絵本や今大人気の絵本の作家による、多摩地域内で開催された体験型の展示会をご紹介します。
子どものみならず大人まで楽しめる、絵本の世界とその世界観を描いた絵本作家の展示会をこれを機に知って欲しいです。
絵本作家による展示 【展示中】 今大人気の絵本『鈴木のりたけ大ピンチ展プラス』
「大ピンチずかん」は絵本作家・鈴木のりたけさんによる日常に起こる「大ピンチ」を「大ピンチレベル」と「なりやすさ」で表した子どもから大人まで楽しめる、シリーズ累計250万部を突破した大人気の絵本です。
この展示では、絵本の中で出てきた「大ピンチ」を「みるピンチ」「するピンチ」「かんがえるピンチ」「とびこむピンチ」という形で体験することが可能です。
また、ここではデビューした作品のラフスケッチの特別展示や「大ピンチずかん」の絵本や展示から得たアイデアをもとに作られたコラボメニューが楽しめるカフェも併設しています。
そして、この展示会には作者である鈴木のりたけさんが考案した新感覚・新体験ができる「ピンチ・エンターテインメント」ということで、小学生や未就学児を対象にした「4つのピンチ」を楽しく体感することができます。
それは、冒頭にもあるように「みるピンチ」「するピンチ」「かんがえるピンチ」「とびこむピンチ」というものです。
「みるピンチ」では巨大化した「大ピンチ」を見て楽しみ、「するピンチ」では突然のピンチに遭遇して遊ぶことができ、「かんがえるピンチ」では「大ピンチバー」という様々な言葉が書かれたバーを組み合わせてピンチを作ることができます。そして、「とびこむピンチ」。
ここでは、絵本に出できた男の子が牛乳をこぼすシーンを再現したボールプールに入って、牛乳に見立てたボールシャワーを浴びることができます。
この展示は12月20日(土)まで開催されているので、ピンチを感じに、行ってみてはどうですか?
| 開催場所 | PLAY! MUSEUM 東京都立川市 |
|---|---|
| 開催期間 | 2025年10月8日(水)ー 12月20日(土)まで 無休 |
| 入場料 | 一般1,500円/大学生1,000円/高校生800円/中学生600円/小学生600円 |

【過去の展示】 懐かしさを感じる絵本『かがくいひろしの世界展』
過去の絵本に関する展示で、気になったのは刊行2008年の「だるまさん」を描いた、かがくいひろしさんの「かがくいひろしの世界展」です。
かがくいひろしさんは、絵本作家として50歳でデビューし、54歳で亡くなるまでの4年間で16冊の絵本を描き、世に送り出しました。その絵本のどれもが可愛らしくユーモアで溢れた作品となっています。また、かがくいひろしさんの代表作である「だるまさん」は刊行から15年で累計900万部を突破し、この展示会は八王子市夢見美術館で行われた没後初の企画展となっています。
そして、この展示会には16作品全ての絵本の原画や「だるまさん」「まくらのせんにん」シリーズの未完作品のラフが展示されています。さらに、実はかがくいひろしさんは特別支援教育のベテラン教員でもあり、教員時代に手がけた教材や人形劇の貴重な記録や特別支援学校の子どもたちと一緒に作った作品など、絵本以外の展示も見ることができます。この他にも、デッサン画や80冊を超えるアイデアノートの展示があります。(アイデアノートの内19冊は閲覧可能)
また、ここでは展示物だけでなく、絵本「だるまさん」・「まくらのせんにん」のオリジナルアニメーションや、つい体が動いてしまうような仕掛けもたくさんあるので、見どころいっぱいの展示会となっていました。
※この展示会は2024年に開催されたものです。
まとめ
芸術の秋。これを機会に是非、絵本に触れ、展示会へ足を運んでみて欲しいです。
https://play2020.jp/article/pinch/
https://www.tama-ebooks.jp/article/17516/?hilite=’かがくいひろしの世界展’
https://www.ehonnavi.net/about/picturebooks.asp?srsltid=AfmBOoputJZQ7JEClW-_zmK6RBdlM4J-72_C6OCyY1TuYUB6EDwBjgIF
【多摩地域】冬を味わうおすすめスポット
ここからは編集部員Dさんの記事をご紹介します。Dさんは過去の記事を参考にしつつ、独自のテーマで記事を作成してくれました。
編集部員Dさん:近頃、寒さも増してきて冬の訪れを感じます。
厳しい寒さや日照時間の減少からつい家にこもってしまうこともよくある季節だと思います。
ですが、心身の健康に外出は不可欠!
多摩地域には冬を堪能できる素敵なスポットがたくさんあります。外出しないなんてもったいない!
ということで、ここからは多摩地域で冬を満喫するのにぴったりなおすすめスポットをご紹介します。
イルミネーションで煌めく冬の思い出を
まず、私がおすすめしたいのはイルミネーションです。
イルミネーションがなぜ冬におすすめなのかというと、実は冬のイルミネーションには他の季節にはない秘密があるんです。
冬は気温が低く、空気が澄んでいるため光が綺麗に見えます。そのため、冬のイルミネーションはどの季節よりも綺麗なんです。
この冬、最上級に美しいイルミネーションを大切な人と見に行って最高のひと時を過ごしませんか?
〈多摩地域おすすめイルミネーションスポット〉
2025 たちかわイルミネーション
JR立川駅北口徒歩3分「サンサンロード」 2025/11/1(土)〜2026/1/18(日)
多摩センターイルミネーション
京王線・小田急線・多摩モノレール線多摩センター駅より徒歩1分「パルテノン大通り十字路」 2025/11/15(土)~2026/1/12(月・祝)

冷えた身体を癒す温泉スポット
冬といったらやっぱり寒くて冷え込みますよね。寒い冬とあたたかい温泉の相性は抜群です。
温泉は冬に悩まされる冷え性の方にもおすすめです。
ぜひ、冬の寒さで冷えた身体を温泉で芯から温めてくださいね。

奥多摩温泉 もえぎの湯
露天風呂は風情がある美しい景色が広がっていて、冬を存分に堪能できる贅沢な体験が待ってます。
東京都西多摩郡奥多摩町氷川119-1
Webサイト https://www.okutamas.co.jp/moegi/
新しい一年の幸運を願って
新たにスタートする年
お正月といえば初詣です。私がおすすめしたい冬スポットは……

大國魂神社
大國魂神社は大國魂大神をお祀りした、東京五社の一つに数えられる由緒正しい神社です。大國魂大神は福神として有名で縁結び、厄除け、厄払いといったご利益があります。
パワースポットとしてとても人気なので新しい一年の幸せを願って初詣に行ってみてはいかがですか?
京王線府中駅より徒歩5分/JR武蔵野線・南武線府中本町駅より徒歩5分
〒183-0023 東京都府中市宮町3-1
まとめ
他にも社内の人に冬のおすすめグルメを聞いてみたところ、立川のおでんや、あきる野市の黒茶屋が冬にぴったりという声がありました。
以上、多摩地域の冬のおすすめスポットでした。今年の冬、多摩地域で特別な思い出を残しませんか?
中学生が伝える、ありのままの“多摩の魅力”
いかがでしたか?
中学生の目線で、多摩地域の魅力を伝えようと工夫を凝らした記事を前編と後編に分けてお届けしました。(前編はこちらから)
一部に過去の情報も含まれていますが、地域のことを知り、言葉で発信する体験の成果として、ありのままに掲載しています。
若い世代の新鮮な視点を、温かく見守っていただければ嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。




