多摩モノレール沿線で楽しめる紅葉スポット5選【2025年版】

秋といえば、やっぱり紅葉。
鮮やかに色づいた木々を眺めていると、季節の深まりをしみじみと感じますよね。

多摩モノレール沿線にも、そんな秋の美しさを楽しめるスポットが点在しています。
ところで、紅葉といえば「モミジ」と「カエデ」。見た目はそっくりですが、その違いをご存じですか?

実は呼び分けのちょっとしたポイントがあるんです…

Q.「モミジ」と「カエデ」の違いって?

①紅葉(こうよう)するタイミングの違い
②葉の切れ込みの数の違い
③品種の違い

モミジとカエデの対比

 

正解は…②の「葉の切れ込みの数の違い」です!

葉の切れ込みが深いものを「モミジ」、浅いものを「カエデ」と呼ぶのが一般的です。

英語ではどちらも「メープル(maple)」といい、実はモミジはカエデの一種。
細かく区別しているのは日本独自の文化で、葉の形の違いを繊細に見分けてきたことは美意識の表れともいえ、こうした感性が、秋の紅葉をより深く楽しむ文化を育んできました。

多摩モノレール沿線にも、モミジやカエデをはじめ美しい紅葉スポットが点在しています。
ここからは、秋のおでかけにぴったりのおすすめスポットを5つご紹介します!

秋の深まりとともに、ぜひ多摩の紅葉を満喫してみてください。

多摩モノレール沿線で楽しめる紅葉スポット5選

多摩湖周辺【東大和市:上北台駅】


秋の森を散策し、高台から湖を望む

通称「多摩湖」と呼ばれる村山貯水池は人造湖であり、ぐるりと囲む遊歩道は整備されて歩きやすく、ランニング・サイクリングにも良いコース。秋になると、赤や黄の葉が湖畔を彩ります。

所在地 東大和市多摩湖1丁目 MAP
アクセス 多摩モノレール「上北台駅」 徒歩22分
見頃 11月下旬

国営昭和記念公園【立川市:立川北駅】

かたらいのイチョウ並木写真
かたらいのイチョウ並木

カナールイチョウ並木の写真
カナールイチョウ並木

黄金色のイチョウ並木に圧倒される

秋の昭和記念公園でひときわ目を引くのが、「かたらいのイチョウ並木」です。全長300mにもおよぶ並木道は、まさに“黄金のトンネル”。最盛期には頭上も足元も鮮やかな黄色に染まり、秋の光景を存分に味わえます。

同じく園内の「カナールイチョウ並木」が幾何学的で整った美しさを持つのに対し、「かたらいのイチョウ並木」は自然のままの素朴な美しさが魅力。ゆったりとした雰囲気の中で、秋の深まりを感じながら散策を楽しめる場所です。
そのほか、日本庭園の紅葉もお見逃しなく!

所在地 立川市緑町3173 MAP
アクセス 多摩モノレール「立川北駅」 徒歩8分
見頃 11月上旬〜11月下旬
入園料 大人(高校生以上)450円
開園時間 11月~2月 有料エリア9:30~16:30/みどりの文化ソーン8:30~16:30
※くわしくはWEBサイトをご覧ください。
休園日 年末年始(12/31・1/1)・
1月の第3月曜日から金曜日
お問合せ 042-528-1751
WEBサイト https://www.showakinen-koen.jp/

京王百草園【日野市:高幡不動駅 乗換】

京王百草園の紅葉写真

滋味深い日本庭園で紅葉観賞

かやぶき屋根の庵や竹垣など、和の景色の中で紅葉を見られる庭園が魅力的。
茶室前にはオオモミジが色づき、竹林と相まって雅な情景です。
伝統をつなぐ癒しと和みの空間で秋を感じてみませんか?

所在地 日野市百草560 MAP
アクセス 多摩モノレール「高幡不動駅」乗換、京王百草駅徒歩10分
見頃 11月中旬〜12月上旬
入園料 大人500円/子ども100円
開園時間 9:00〜17:00 ※11・12月は16:30まで
定休日 水曜日(祝日の場合は翌日、年末年始:12月30日~ 1月3日)
※催事期間中は無休
お問合せ 042-591-3478
WEBサイト https://www.keio-mogusaen.jp/

多摩中央公園【多摩市:多摩センター駅】

旧富澤家住宅 紅葉の写真
画像提供:TAMAセントラルパークJV

多摩中央公園
画像提供:TAMAセントラルパークJV

約11万㎡の広大な都市公園

2025年4月にリニューアルオープンした多摩中央公園。
広々とした園路や見晴らしの良い芝生広場は歩きやすく、遊具エリアも充実しているので小さなお子さん連れにも優しい憩いの場です。
園内には回遊式の日本庭園のエリアがあり、その中には古民家「旧富澤家住宅」が佇んでいます。
秋になるとモミジが鮮やかに色づき、池沿いの散策路では水面に映る紅葉を楽しむことができます。

みどり・水景・植栽・生物・食・遊び・文化・学びを一度に楽しむことができ、園内にある多摩市立中央図書館、パルテノン多摩、グリーンライブセンターにも足を運べる立地も魅力的です。

所在地 東京都多摩市落合2丁目35 MAP
アクセス 多摩モノレール「多摩センター駅」 徒歩5分
見頃 11月中旬〜下旬頃
時間 【多摩中央公園】24時間開園
【パークセンター(インフォメーション)】9:00~17:00
【グリーンライブセンター】9:30~17:00
【旧富澤家住宅】9:30~16:30(但し6~8月は18時まで)
休み 【多摩中央公園】休園日無し
【グリーンライブセンター】通常:月曜日(祝日の場合はその次の平日)、年末年始(12月29日~1月3日)
【旧富澤家住宅】原則として、毎週月曜日(但し、国民の祝日にあたる場合は、その翌日)と施設点検日。
その他臨時休館日あり。
駐車場 多摩センター地区共同利用駐車場(パルテノン多摩 東・西)
TEL 042-400-0338
WEBサイト https://tama-central-park.jp/

上之根(かみのね)大通り【多摩市:多摩センター駅】


1.5kmの秋色コントラスト

多摩ニュータウンを南北に結ぶ上之根大通りの豊ヶ丘小学校交差点から尾根幹線の間で、モミジバフウが紅葉します。
1本1本が時期をずらして染まるため、緑・黄・橙・朱・紅と鮮やかな色彩が同時に表れ、見応えたっぷりです。

所在地 多摩市落合1-24〜南野2-17周辺 MAP
アクセス 多摩モノレール「多摩センター駅」 徒歩13分
見頃 10月下旬から11月上旬

多摩モノレール沿線で秋の紅葉を楽しもう

秋といえば、鮮やかに色づく紅葉。多摩モノレール沿線には、子ども連れや散策にぴったりの紅葉スポットが点在しています。

湖畔や森を歩いて紅葉を楽しむ「多摩湖周辺」、黄金色のイチョウ並木が圧巻の「国営昭和記念公園」、日本庭園と紅葉の調和が美しい「京王百草園」、リニューアルで家族での散策も快適になった「多摩中央公園」、そして色とりどりの紅葉を楽しめる「上之根大通り」──どのスポットもそれぞれ異なる魅力があります。

モミジやカエデの違いを知って歩くと、紅葉の楽しみ方もさらに広がります。
秋の多摩モノレール沿線で、移りゆく季節を感じながら、家族や友人と一緒に紅葉散策を楽しんでみませんか?

【番外編1】進む!多摩モノレール延伸計画で広がるお出かけスポット

今年の3月に都市計画が決定した多摩都市モノレール延伸計画では、上北台駅(東大和市)から瑞穂町の箱根ケ崎駅まで約7駅の新駅が設置される予定です。

東京都内で唯一鉄道がない自治体であった武蔵村山市では延伸による大きな発展が期待されていて、まちづくりが進んでいます。

この番外編では、モノレール延伸によって近い未来、足を伸ばしやすくなる武蔵村山市と瑞穂町の紅葉スポットをいち早く紹介しちゃいます!

武蔵村山市:野山北・六道山公園

野山北公園

豊かな自然が残された都立で最大の都市公園

東京都内最大規模の都立公園・野山北・六道山公園は、豊かな雑木林と谷戸(やと)が織りなす自然に恵まれ、秋には園内全体が紅葉に包まれます。

園内にあるアスレチックコース「冒険の森」は丸太やロープを使った遊具が点在し、モミジやコナラが色づく木々の下で体を動かせば、子どもはもちろん大人も思わず夢中に。

一方で、静かに自然を味わいたい方にはハイキングコースや谷戸の散策路がおすすめ。丘陵地ならではの起伏のある道を歩きながら、赤や黄色に染まった林を抜けると、視界が開けて多摩湖や狭山丘陵の遠望を楽しむこともできます。

体いっぱいに遊ぶもよし、ゆったりと紅葉に浸るもよし──遊びと散策の両方で秋を満喫できる公園です。

所在地 東京都武蔵村山市三ツ木4-2 MAP
アクセス 多摩モノレール・上北台駅より武蔵村山市内循環バス上北台ルート・総合体育館 下車徒歩10分
見頃 11月下旬〜12月上旬
WEBサイト 詳しい情報はこちらから
https://sayamaparks.com/kouen/noyama/

瑞穂町:ジュンサイ池公園(みずほビューパーク内)

ジュンサイ池公園

池に映る紅葉が美しい町民憩いの場

瑞穂町のみずほビューパークは、「眺望が素晴らしく、町民が文化・スポーツを楽しめる公園」という思いを込めて名付けられ、その中にある「ジュンサイ池公園」では秋が深まると池面に映る紅葉がまるで絵画のような景色をつくります。
公園内をスタートする全長620メートルのジョギングコースは自然の勾配を生かした爽快な道のりで、紅葉シーズンのランニングやウォーキングにもぴったり。

所在地 東京都西多摩郡瑞穂町箱根ケ崎2475−2475 MAP
アクセス JR八高線 箱根ケ崎駅 徒歩15分
見頃 11月中旬ごろ
ホームページ https://www.town.mizuho.tokyo.jp/kirameki/000/001/p004053.html

【番外編2】王道!高尾山で紅葉ハイキング

高尾山の紅葉
ケーブルカー

八王子市:世界一の登山者数を誇る「高尾山」

都心から約1時間で訪れることができる八王子市の高尾山は、標高599mながら年間260万人以上が訪れる人気の観光・登山スポットです。都心から電車でわずか約1時間。気軽に自然と歴史を楽しめることから「世界一の登山者数を誇る山」としても知られています。

東京の里山的な自然が豊かに残されており、四季折々の植物が楽しめます。特に秋はモミジやカエデが山を彩り、例年11月中旬から12月初旬にかけて紅葉の見頃を迎えます。

「高尾山もみじ祭り」も開催され、ケーブルカー沿線や薬王院境内は鮮やかな赤や黄色に染まります。

所在地 東京都八王子市高尾町 MAP
アクセス 京王線・高尾山口駅からケーブルカー乗り場・清滝駅まで徒歩約5分
見頃 11月中旬〜12月上旬
WEBサイト 詳しい観光情報はこちらから
https://www.hkc.or.jp/

ひとときの彩りを楽しむ秋

【番外編1】では、延伸計画によりアクセスが期待される武蔵村山市や瑞穂町の紅葉スポットをご紹介しました。これから先、モノレールが伸びればさらにお出かけの幅が広がり、秋の楽しみも一層増えるでしょう。

そして【番外編2】では、王道中の王道・高尾山をご紹介しました。多摩モノレール沿線とは少し離れていますが、東京を代表する紅葉ハイキングの舞台として外せません。

この秋は、多摩モノレールで巡る沿線の景色に加え、延伸先や高尾山にも足を伸ばして、自分だけの「秋の一枚」を探してみませんか。

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