普段の暮らしに防災を取り入れる
東日本大震災から10年が経ちました。改めて防災について考えてみませんか?
防災というと、何からはじめてよいかわからなかったり、大変なイメージがありますよね。
ですが、最近は普段からやりなれている、使い慣れていることが一番防災に役立つという考えで、少しずつ防災準備をアップデートするようなやり方も多く紹介されています。
そこで、比較的簡単に普段の生活に取り入れることができそうな多摩地域の防災に役立つ情報や多摩地域の市町村が発行している防災マップなどをご紹介します。
防災、災害時に役立つ「#Twitter防災」
Twitter Japan等がツイートしている「#Twitter防災」は、日常時・災害時における基本的な対策から、防災活動に役立つ情報がイラスト付き画像で、わかりやすく以下の4つにまとめられています。
- 事前にできるTwitterの備え
- 災害発生時のTwitterの使い方
- Twitter以外の情報収集の手段
- スマホの停電対策
「#Twitter防災」つくりました.
災害時のTwitter活用法やスマホの停電対策などをまとめました.保存推奨案件です.画像はSNS投稿や印刷掲示など,ご自由にお使いいただけます.ぜひご活用ください.#防災いまできること
Twitterの災害時の使い方マニュアル「#Twitter防災」https://t.co/RdJTALjkqP pic.twitter.com/niElzL8dqC
— 荒木健太郎 (@arakencloud) March 1, 2021
普段も非常時も使える「東京防災アプリ」
3/10に大幅リニューアル
「東京防災アプリ」は防災情報を楽しく学びながら、いざというときにも役立つ防災アプリです。
3/10に大幅にリニューアルし、通常モードと災害情報との切替が簡単になりました。
また、自分好みにコンテンツを追加できたり、日替りでの豆知識の表示や、雨雲レーダーも追加されています。
読み物コンテンツは、防災ブック「東京防災」や防災ブック「東京くらし防災」、マンション防災、災害時に読みたい「東京防災」、防災マンガなど、かなり豊富なコンテンツを取り揃えています。
例えば、東京暮らし防災は、いつもの暮らしの中でできる防災として、毎日の行動や習慣のちょっとした工夫や発想を加えた防災の方法が紹介されていて、はじめやすい内容となっています。
設定やダウンロードをしておきましょう
災害情報のページでは、マイエリアに登録した区市町村の気象情報や地震情報、避難情報などがプッシュ配信されます。防災マップのページでは、オンラインマップやオフラインマップ、地域危険度マップ、水害リスクマップなどが確認できます。
設定していないと、いざその時になってからでは、うまく使うことができないかもしれません。
予め、マイエリアの設定や、防災マップのオフライン地図のダウンロードなどをしておくと、便利です。
「ハザードマップポータルサイト」で災害リスクを確認
国土交通省が運営する「ハザードマップポータルサイト」では、洪水・土砂災害などの情報や、各市町村が作成したハザードマップへのリンク情報をみることができます。
改めて、身の回りの災害リスクを確認しておきましょう。
自治体の防災情報メールに登録
多摩地域の各市町村では、メール等で防災情報提供サービスを実施しています。
利用登録をして、住んでいる地域の情報を日頃から取得できるようにしておきましょう。
「東京備蓄ナビ」で備蓄品の見直し
東日本大震災のときも、食料品や日用品の品薄の状態がしばらく続きました。
大きな災害時には、電気やガス、水道が止まったり、食料品や生活必需品の入手が困難になります。
そこで、今できる防災準備として、自分にあった備蓄をはじめてみましょう。
「東京備蓄ナビ」では、家族構成(性別・年代)や住まいの種類などの質問に答えて、自分にあった備蓄品や量をリスト化してくれます。
また、備蓄リストの詳細からYahoo!ショッピング、楽天、AmazonのECサイトで備蓄品を購入することも可能です。
家族3人(成人男女各1、子ども[3歳〜小6]1)、マンション、ペットなしの場合、以下の備蓄品のリストになりました。
●水: 59L/●レトルトご飯: 59食/●レトルト食品: 20個/●缶詰(さばの味噌煮、野菜など): 20缶/●栄養補助食品: 20箱/●野菜ジュース: 20本/●チーズ・プロテインバー等: 6パック/●健康飲料粉末: 20袋/●調味料セット: 適宜/●乾麺 即席麺: 6パック/●無洗米: 8kg/●飲み物: 20本/●お菓子: 6パック/●果物の缶詰: 6缶除菌ウェットティッシュ: 210枚/●アルコールスプレー: 3本/●マスク: 21枚/●口内洗浄液: 1890ml/●救急箱: 1箱/●常備薬: 1箱/●カセットコンロ: 1台/●カセットボンベ: ガスコンロ1台につき1日4/3本/●ラップ: 1本/●ポリ袋: 1箱/●ビニール手袋: 1箱/●アルミホイル: 1本/●トイレットペーパー: 7ロール/●ティッシュペーパー: 7箱/●懐中電灯: 1灯/●乾電池: 単1~単4までのセット/●点火棒: 1本/●使い捨てカイロ: 42個/●使い捨てコンタクトレンズ: 1人1か月分/●携帯電話 充電器: 携帯台数に合わせて用意/●布製ガムテープ: 2巻/●軍手: 21組/●新聞紙: 適宜手回し充電式などのラジオ: 1台/●簡易トイレ: 105回分/●マルチツール: 1個/●給水袋: 3袋/●ポータブルストーブ: 1台/●生理用品: 30個セット/●基礎化粧品: 1個/●フリーズドライ食品: 適量/●乾物: 適量/●歯みがき用ウェットティッシュ: 210枚程度/●ウェットボディタオル: 21枚/●LEDランタン: 最低3台/●ヘッドライト: 3個/●クーラーボックス: 1個/●リュックサック: 1個
ローリングストック法はご存知ですか?
賞味期限が長いものをたくさんストックしておいて、気がついたら全部賞味期限が切れていた!というようなことはありますよね。
そこで、消費しながら備える「ローリングストック法」をやってみませんか?
備蓄してある食料を、日常的に食べては切らさずに買い足し「備蓄[ストック]を回していく[ローリング]」ことで、賞味期限切れを防ぎ、どんなものが自分の備蓄に向いているかをシミュレーションをすることもできます。
「東京備蓄ナビ」でも詳しく掲載されています。
多摩地域の防災ブック&防災マップ
多摩地域の市町村の防災ブックや防災マップ、関連リンクなどをまとめてご紹介します。
市町村により異なりますが、防災ブックや防災マップには、避難場所や避難所、災害時に必要な情報など大地震等が発生した際に被害を最小限にとどめるために知っておく情報が掲載されています。
改めて、自分の住んでいる地域の防災情報をチェックしてみてはいかがでしょうか?
八王子市
立川市
武蔵野市
三鷹市
青梅市
府中市
昭島市
調布市
町田市
小金井市
小平市
日野市
東村山市
国分寺市
国立市
西東京市
福生市
狛江市
東大和市
清瀬市
東久留米市
武蔵村山市
多摩市
稲城市
羽村市
あきる野市
瑞穂町
日の出町
檜原村
奥多摩町
以下の多摩地域の市町村ページでも、各市町村別に地域情報をまとめてみることができますので、あわせてご覧ください。